喫茶店は名曲の宝庫だった

映画音楽は名曲の宝庫だった

僕の幼少時代は名曲で溢れかえっていました。
小学生の頃はお婆ちゃんの経営してた『喫茶店』が遊び場で、そこで流れていた『映画音楽』に埋もれて育ったのです。
当時のリアルタイムな曲もあれば、既にクラッシック化してた60年代の曲もありで、今思えば贅沢な空間です。

お腹が減ったら『オムライス』や『焼きめし』など、美味しいご飯が出てきたりして♪
時代的に禁煙なんてワードはなく、どこでもタバコが吸えた時代です。
子供の健康にとって褒められた環境ではないでしょう。

片田舎だったので、お行儀の良い『喫茶店』ではなかったけど、常連さん皆さんに可愛がってもらって幸せな空間でした☆彡
僕が『音楽少年』になった原因は『喫茶店』で過ごしたことが大きく関係してるのです。

今日は『喫茶店』で宿題をしてた少年目線で当時を振り返りつつ、その時耳にした『映画音楽』について語っていきますね♪

喫茶店は名曲の宝庫だった

不思議な事に、僕が入り浸ってたお婆ちゃんの喫茶店は歌謡曲が流れていませんでした。
きっと、チャンネル設定が『映画音楽』に固定化されてたのでしょう。
たぶん、当時としてはモダンな雰囲気だったのかもしれません。

そこで普通に流れてた音楽が『当たり前』な状況で、これといって聞き入ってた訳ではなかったんだけど。
ある日、常連さんが『今流れてるこの曲!いい映画だったよね~♪』と世間話に花が咲いてる中に、当然そんな映画観たこともない僕が『なになに!?どんな映画!?』っとまとわりついた事がキッカケで『映画音楽』というものに遭遇したのでした。

その日から一週間くらい経った頃に、その常連さんが『ほら!これ若にあげるから♪二階のレコードプレイヤーで聴いてみな!』っとプレゼントされたのです!
物凄い『高価』な雰囲気を醸し出してました。
なんでこんなに重いのかと思ったら、レコードが30枚以上入ってるし!
しかも綺麗なカラー刷りのブックレット付!

当然観たことのない映画ばかりだったから、解説書的で贅沢なパンフレットのようなブックレットは子供の読み物としても非常にワクワクしましたね☆彡
あの時のキラキラな瞬間を今でも思い出します。
映画は見れなくても観た気分になれたのです♪
これは高校生くらいまで宝物として大事に保管!
その後、18歳になった僕は東京で暮らすことになって、そのレコード全集はお婆ちゃんの喫茶店に残してきました。

お気に入りの映画音楽は相当数になるので全部お話し出来ませんが、お気に入りの中でも特にコーデュロイのように美しい手触りだった名曲を幾つか紹介したいと思います☆彡

お嫁さんにしてあげる発言!

一曲目は『ブーベの恋人(La ragazza di Bube)』です。
どうして一曲目に持ってくるほど思い入れがあるのかと言いますと、当時の僕(小学校2年生)は『この女の人をお嫁さんにしてあげようとおもってるんじゃ♪』と超上から目線で豪語してたらしいのです。(笑)
確かに、記憶してます。あははは。。。

まぁ~めっちゃ美人ではありますが。
外国人女優を嫁にかぁ~♪
大物感だけは一人前だったんですね♪

素晴らしい曲でしょう!?
これ映画としても名画ですよね☆
そういやぁ~オムライス食べてる時にメッチャ流れてた曲。
それが一番好きな曲になるなんて。
『映画大全集』をプレゼントされるまでは何の興味も示さなかったのにね♪(笑)

この年を境に僕は『音楽少年』になっていくのでした☆彡

いやぁ~映画って本当に素晴らしいですね!

次の曲は『太陽がいっぱい』です!
名曲中の名曲ですわ!
一発で虜になりました♪
ちなみに『太陽がいっぱい』は、この時期リアルタイムにテレビで遭遇する事になります。
まず最初はテーマソングの一部として。

その番組は『水曜ロードショー』でした。
映画評論家『水野晴郎』さんが番組終了時に『いやぁ~映画って本当に素晴らしいですね!また来週!』って閉めるヤツ!
『あ!これ【太陽がいっぱい】でしょ!?僕知ってる!大好きな曲!!』って叫びましたよね♪(笑)

ほどなくして、『水曜ロードショー』にて『太陽がいっぱい』が放映され、初めて観れたのでした。
完璧に『大人の映画』でしたが、逆にそれが僕を周りの友達たちより少し早く『大人』に近づけたかも知れません。。。
子供の僕にはラストシーンが衝撃的過ぎて、それから3日間くらい『ぼーっ』としてました。

あと、主演の『アランドロン』のカッコよさに痺れましたよね☆
設定が犯罪者なのに劇中で魅せる『頭脳明晰』な悪の部分にハマってしまいました。
その後、僕が『いい大人』にならなかったのは、ひょっとしたら『太陽がいっぱい』の所為かも!?
衝撃のラストシーンで子供心に思ったのは、『悪いことするなら腹くくってからじゃ♪』でしたし。。。(笑)

映画音楽の中で一番好き!

女優さんとの出会いが強烈過ぎて『ブーベの恋人(La ragazza di Bube)』は忘れられない曲になってますが、僕が一番好きな映画音楽は『La Lecon Particuliere(個人教授)』なのです!

子供には理解のできない『おとなの恋愛物語』なんだけど、悲しいラストシーンで子供でも涙が出たんですよね。
子供でも理解出来るのですよ、『あ。二人とも無理して笑顔作ってる』と。『別れたくないのにサヨナラしてるんだ』と。
ちなみに、この映画も『水曜ロードショー』でした☆彡
『水曜ロードショー』で随分と良質な教育をしていただいたと今になって感謝しています。

生きていると上手くいかない事の連続ですよね。
お仕事も恋愛も。
そんな世の中に対して、幼少期から『悲しいけど頑張る!』という価値観を『水曜ロードショー』で学んでた僕は、その後の人生で『La Lecon Particuliere(個人教授)』のラストシーンのように、悲しい局面でも『作り笑顔で出発』することが出来たのだと思います☆彡

本物の愛に触れる

『あいらぁ~びゅ~れいちぇる…あいらぁ~びゅ~』

恋愛映画の名作は本当に沢山あります!
僕ごときが甲乙は付けられません。
しかし、子供の僕が初めて映画館で見た本格的な『おとなの恋愛映画』は衝撃的でした!
『THE LAST CONCERT (STELLA) 』(ラストコンサート)です♪

大好きな人への『正しい思いの伝え方』を小学生にして伝授してもらったのです!
まぁ~、その後の人生でそれはあまり生かされなかったのですが。(笑)

どんなにカッコ悪いオッサンでも、出来の悪いダメ人間でも、打ちのめされて立ち直れない人でも。
大きな『愛』を持ってる『女性(男性)』に巡り合えて、勇気を貰えたなら、どんな困難も乗り越えられる!
子供の僕が既に学べたのですから、年齢は関係ないでしょう。

いろんな方に観てもらいたい映画です☆彡

最後に

どうでしたか!?
僕が『音楽少年』になっていく過程で『映画少年』になることは避けられない道のりであったんですが、皆さんの音楽との出会いはどのような過程を踏んでいきましたか!?
もう忘れちゃいましたか?
子供の頃の記憶なんて、多忙な大人の時間枠には居場所はないでしょう。
でも、たまに思い出してあげて下さい。
ひょっとしたら明日への活力になってくれるかもです☆彡

また次回以降で映画のお話も深掘りしていきますね!
お楽しみに♪

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